60代・70代の金融資産の内訳とは(独身世帯)
60代独身世帯の金融資産内訳
- 普通預貯金:259万円(18.7%)
- 定期性預貯金など:441万円(31.8%)
- 生命保険など:236万円(17.0%)
- 有価証券:406万円(29.2%)
- その他金融商品:46万円(3.3%)
合計額:1388万円(100%)
70代独身世帯の金融資産内訳
- 普通預貯金:267万円(18.6%)
- 定期性預貯金など:303万円(21.1%)
- 生命保険など:273万円(19.1%)
- 有価証券:554万円(38.7%)
- その他金融商品:36万円(2.5%)
合計額:1433万円(100%)
60代と70代の金融資産内訳で違いが見られるのは「定期性預貯金など」です。
60代の441万円(31.8%)に対し、70代は303万円(21.1%)と10.7ポイント減少しています。
一方、増加しているのは「有価証券」60代が406万円(29.2%)、70代が554万円(38.7%)となり9.5ポイント増加しています。
65歳~69歳は定期預金を貯め、70歳からは投資で資産を減らさない努力をされているのでしょう。
定年退職に向けた資産計画を
65歳までに老後資金を貯めることができなくても、継続的に働き、投資での運用を行うことができます。
これにより、70歳以上はリタイアするか、働き続けるかのどちらか好きな方を選択できそうです。
参考資料
- 総務省統計局「令和3年労働力調査年報」
- 厚生労働省 「65歳までの雇用確保(義務)70歳までの就業確保(努力義務)」
- 金融中央広報委員会「知るぽると 各種分業別データ(令和4年)家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降)」
- 金融中央広報委員会「知るぽると 各種分業別データ(令和4年)家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)」
舟本 美子