40歳代は多くの場合、将来のライフプランが固まる時期ではないでしょうか。

結婚するかしないか、子どもの人数、住宅の取得などがはっきりしてくるため、老後資金の目標も立てやすくなると考えられます。

40歳代は老後資金の具体的な目標設定をして、できる範囲で準備を始める好機といえそうです。

金融庁が公表している「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」によると、2022年9月末時点の40歳代のつみたてNISAの口座数は約170万口座で全体の24.7%です。

20歳代から40歳代の口座数は全体の73%で、つみたてNISA利用者の中心は40歳代をはじめとする資産形成層であることがわかります。

今回は40歳からつみたてNISAと新NISAのつみたて投資枠を利用して老後資金を準備する場合の資産額のシミュレーションや、つみたてNISAの商品選びなどについて解説します。