老後資金準備のお手本にしたいGPIFの運用

さて、つみたてNISAで老後資金準備を始めるにあたって、投資未経験者はどんな商品を選ぶとよいかがわからないかもしれません。

そこで参考にしたいのが、公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)です。

GPIFの2001年度から2022年度第3四半期までの運用収益率は年率3.38%です。約20年間には単年の収益率が大きなマイナスとなった年もありますが、長期ではまずまずの収益となっています。

つみたてNISAのような長期の投資は、値動きのある商品を長期間運用すると安定した成果が期待できることを前提にしています。つまり、運用の基本的な考え方はGPIFと共通するのです。

GPIFの公表する基本ポートフォリオは以下のとおりです。

GPIFの基本ポートフォリオ

  • 国内債券:25%
  • 外国債券:25%
  • 国内株式:25%
  • 外国株式:25%

GPIFの運用は、4種類の資産を均等な配分で分散投資するのが基本です。

つみたてNISAの投資対象の投資信託は、バランス型ファンドという、複数種類の資産に投資する商品があります。バランス型ファンドは1本の商品で自分に合った分散投資ができるので、初心者にも適した商品です。

つみたてNISAで購入できるバランスファンドには、GPIFのように4資産に均等に分散投資する商品もあります。商品選びが難しい人は、とりあえずGPIFを参考にはじめてみるのも一つでしょう。

ただし、運用商品には値下がりがつきもので、元本割れする可能性もあります。あまり短期の値動きにとらわれず、コツコツ続けていくとよいでしょう。