2. 国民年金はこの10年で受給額が下がったのか

まずは厚生労働省年金局の「令和2年度(2020年)厚生年金・国民年金事業の概況」及び「平成27年度(2015年)厚生年金・国民年金事業の概況」より、国民年金の受給額の推移を確認しましょう。

2.1 〈2011年~2015年〉国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「平成27年度(2015年)厚生年金・国民年金事業の概況」

  • 2011年:5万4612円
  • 2012年:5万4783円
  • 2013年:5万4544円
  • 2014年:5万4414円
  • 2015年:5万5157円

2.2 〈2016年~2020年〉国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和2年度(2020年)厚生年金・国民年金事業の概況」

  • 2016年:5万5373円
  • 2017年:5万5518円
  • 2018年:5万5708円
  • 2019年:5万5946円
  • 2020年:5万6252円

国民年金(老齢基礎年金)に関していうと、減少傾向は見られませんでした。