筆者が就職する際に、母から「将来のために少しずつでもいいからきちんと貯蓄を続けなさい」と言われました。大人のいうことは聞くものだったなと今さらながら実感しています。

世の中には魅力溢れるものがたくさんあります。自分が好きに使えるお金が増えれば、その分物欲もわいて、あればあるだけお金を使ってしまいそうになるのが人の性でしょう。

しかしそんな生活を続けていれば、老後に公的年金のみの生活となった場合はどうなるのでしょうか。事実、いま年金をもらっている多くの高齢者から「年金だけでは生活が苦しい」という声をききます。

「老後なんてまだ先」と考えて貯蓄をしていない方は、いざセカンドライフを迎えたときに「こんなはずじゃなかった」となるかもしれません。

今回は、頑張って働きながら、しっかりと「お金にも愛される女子」の特徴について解説したいと思います。

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stockfour/istockphoto.com

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【注目記事】40~50歳代の「貯蓄ゼロ世帯」30歳代よりも多いという現実。考えられる理由2選

1. いわゆる「富裕層」の定義とは?その数はどのくらい?

「お金に愛される女子」になった結果、将来たどりつく場所は「富裕層」かもしれません。まずは、いわゆる「富裕層」と呼ばれる人たちの定義をみていきましょう。

1.1 資産額別にみる「富裕層」の内訳

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出所:野村総合研究所「日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆と推計」

出所:野村総合研究所「日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆と推計」

  • 超富裕層(5億円以上):8万7000世帯/97兆円
  • 富裕層(1億円以上5億円未満):124万世帯/236兆円
  • 準富裕層(5000万円以上1億円未満):341万8000世帯/255兆円
  • アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):712万1000世帯/310兆円
  • マス層(3000万円未満):4215万7000世帯/656兆円

純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」、5億円以上の「超富裕層」を合わせると132万7000世帯となりました。

つまり、資産1億円以上の世帯の割合は以下のようになります。

  • 132万7000世帯 ÷ 5402万3000世帯 = 2.45%

およそ50世帯に1世帯が資産1億円以上の世帯の「富裕層」であるということです。いつかは仲間入りしたいところですね。

2. 富裕層マインドに学ぶ「倹約の美学」

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x-reflexnaja/istockphoto.com

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筆者は銀行員時代多くの「富裕層」の方々と接してきました。「富裕層」という魅力的な響きからは、豪快な暮らしぶりをイメージする人も多いかもしれません。

しかし実は「倹約家」の一面をもっている方が多いように感じます。ブランドにこだわらない、不要なものと必要なものを判断するなど、日頃から非常にメリハリのあるお金の使い方をしています。

同じような言葉で「節約」がありますが、似ているようで若干意味がちがいます。

  • 節約 金やものをむだに使わないこと
  • 倹約 むだを省いて出費をできるだけ少なくすること

※goo辞書より引用

「節約」は電気やガスなどの光熱費や資源など「お金以外のもの」を切り詰める時にも使われるようです。

心地良く生活するための必要経費すら無理して削るようではストレスが伴い、長く続けるには根気が要る、ちょっと厳しめなイメージもあります。

「節約」においてはできる範囲でゆるくおこなうくらいの気持ちがいいかもしれませんね。

次では、「富裕層」のマインドに学びながら「お金に愛される女子」になるための習慣をみていきましょう。

3. 【お金に愛される女子になる習慣・その1】「必要なもの」かを見極める

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まず、いま自分が暮らしている空間をみてみましょう。モノがあふれていませんか?

ネット通販で簡単にものが買える現代。「とりあえず欲しい」と感じたものを、軽い気持ちで購入する人も多いでしょう。

しかし「欲しいもの」=「必要なもの」とは限りません。買ったあと、実際にはさほど必要ではなかったことも多いはず。

ネット通販でも路面店でも、何か手に取った時にひと呼吸おき考えてみましょう。

「これ、本当に必要?」

このワンクッションをおくことにより、「必要ではない」と判断できれば、浪費がひとつ減りさらに有意義な出費に回すことができるのです。

4. 【お金に愛される女子になる習慣・その2】お金に働いてもらう

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eternalcreative/istockphoto.com

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「お金に愛される女子」は「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」などの非課税制度などをうまく活用し、お金に働いてもらっています。

低金利の時代、円預金だけではお金がふえないことをすでに知っているからです。

もちろん、投資にはリスクがともないますが、長い期間積立投資をすることでリスクを軽減しながらお金をふやすことは可能になります。

自分に合った投資方法をみつけて、効率よくお金をふやすために貯蓄のなかに投資をとりいれてみましょう。

5. 【お金に愛される女子になる習慣・その3】人はひと、自分はじぶん

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他人が持っているものや環境がうらやましいと思うことは、老若男女問わずいつの時代もある感情でしょう。

InstagramやYouTubeなどの情報が溢れる現代は特にそう感じる場面が多いかもしれません。しかしまわりの目を気にして不要なものを買い、見栄をはって豪華な暮らしぶりをする必要はないのです。

シーズンごとに洋服を買い替えてトレンドを追いかけ、たくさんの洋服を持っている人は確かにお洒落さんかもしれません。でも、その分お金はかかります。

本当に必要なのか、自分に合っているか、その判断軸を持つことが大切なのです。

かつてベストセラーとして話題になった『フランス人は10着しか服を持たない』(※)によると、フランス人は流行に左右されず良質でお気に入りのものを長く大切に使うそうです。

ものが溢れた空間よりもきちんと整理されて、お気に入りのものに囲まれたシンプルな生活環境であれば、心も豊かになりそうですね。

※ジェニファー・L・スコット著、神崎朗子訳『フランス人は10着しか服を持たないーパリで学んだ”暮らしの質”を高める秘訣― 』(単行本) 2014年 大和書房

6. まとめにかえて

お金がすべてではないにしても、あるに越したことはないでしょう。習慣をとりいれていつの間にか「お金に愛される女子」になっていれば、とてもハッピーですね。

いまを心豊かに楽しみながら、セカンドライフもゆとりある暮らしができるよう、この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

参考資料

田中 友梨