新たな1年がはじまった今、マネープランを立てるには最適な時期ですが、一方で「収入は少なくないのになかなかお金が貯まらない」という方もいるのではないでしょうか。

住宅の購入や子どもの教育費、また病気や事故などの突発的な出費を考慮すると、貯金がある方が心に余裕ができるものです。

収入が低くても貯蓄できている人がいる一方で、十分な収入があるのにお金が貯まらない人は、お金に関するNG行動が多いのかもしれません。

今回は平均的な日本人の貯蓄額を確認しながら、お金が貯まらない人がやりがちなNG行動をご紹介します。

習慣を変えるには時間がかかりますから、新たな1年がはじまった今確認し、少しずつ改善を目指してみるといいでしょう。

日本人の平均的な貯蓄額はいくらか

平均的な日本人はどのくらい貯金しているのでしょうか。

2022年5月10日に公表された総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、二人以上の世帯における2021年平均の1世帯当たり貯蓄現在高は1880万円(前年比+5%)、中央値は1104万円(前年比+4%)で、比較可能な2002年以降で最多を記録しました。

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)(貯蓄の状況)」

また、世帯主の年齢別に貯蓄現在高を見ると、2021年は40歳以降のすべての年齢階級で前年比増加しています。

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)(世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況)」

このように平均的な日本人は着実に貯金額を増やしていることが分かります。