働いているけど「本当は専業主婦になりたい」女性も
共働きと専業主婦の割合を確認しましたが、今は価値観の過渡期でもあるため、今後もこの割合は変化していくでしょう。
また、現状はまだ「仕事と家事育児が両立しやすい」と言うまでには遠く、すべてを抱えて疲弊する女性も少なくありません。
子どもが小さい間は夜間授乳や夜泣きなどで常に睡眠不足となり、また急な休みをとったり頻繁に通院したりする必要もあるため、迷うことなく両立するにはそれなりの環境整備などが必要です。
ソニー生命保険株式会社が全国の20歳~69歳の女性1000人に対し行った「女性の活躍に関する意識調査2022」によれば、働いていても専業主婦になりたいと考える女性が一定数いることがわかります(2022年11月1日公表)。
同調査で有職女性(675 名)に本当は専業主婦になりたいか聞いたところ、「そう思う(計)」は 33.0%、「そう思 わない(計)」は 40.6%でした。
年代別の「そう思う(計)」の割合も確認しましょう。
本当は専業主婦になりたい働く女性の割合
- 20代:43.2%
- 30代 :33.3%
- 40代 :30.3%
- 50代 :28.7%
- 60代 :24.1%
※ソニー生命調べ
「本当は専業主婦になりたい」女性は、年代が上がるほど低くなる傾向にあります。
特に20代では4割と、他の年代に比べて多いのがわかりますね。
これにはさまざまな要因があると考えられますが、特に20~30代で多いのは育児や家事との両立の大変さもあると考えられるでしょう。