「人生100年時代」と長生きの時代を迎える日本では、セカンドライフ前後の生活にも変化が見受けられます。2022年9月19日公表の総務省「労働力調査」で公表されたシニアの就業率は、60歳代前半で71.5%、60歳代後半で50.3%でした。

働き続けるシニアを後押しする制度は整いつつあります。とはいえ、65歳で年金受給をスタートさせ、仕事からは完全リタイヤする世帯も多いでしょう。止まらぬ物価高が、全世代の家計を直撃するいま。この先の収入アップが見込めない年金エイジたちのお金事情も気になるところです。

今回は、65歳以降、いわゆる「年金エイジ」の無職世帯について、貯蓄や生活費、年金などのお金事情を紐解いていきます。

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