2. 【年金エイジ】65歳以降の貯蓄平均はいくらか?
続いて65歳以降・二人以上世帯のうち「無職世帯」に絞って貯蓄平均を確認しましょう。
65歳以降・二人以上世帯の「無職世帯」の貯蓄平均は2342万円。先ほど見た全体平均とほぼ同じ金額ですね。労働収入がなくなることを前提に、十分な貯蓄を確保している世帯が多いことも推測できます。
また、資産の約7割を「通貨性預貯金」や「定期性預貯金」が占めていますね。日本人は投資をあまり好まず、預貯金に信頼を寄せるとしばしば言われますが、その傾向がよく表れています。
預貯金は投資とは異なり、基本的に元本割れの心配はありませんが(※)、インフレリスクには注意が必要でしょう。
※金融機関が破綻した場合は、元本1000万円までとその利息などが保護されます。