5. まとめにかえて
今回は、国民年金と厚生年金の、10年間の受給額推移を見ていきました。国民年金には減少傾向が見られませんでしたが、厚生年金には明らかな減少傾向がありました。
国民年金については、年金制度を維持するために厚生年金の財政から補填する案なども出ていますね。今後の動きを注視すると同時に、ひとりひとりが自助努力で資産形成を行い、「自分年金」をつくる心構えが必要となるでしょう。
そんな「自分年金」の準備方法として最近注目を浴びているのが、2024年からスタートする新しいNISA制度です。
投資は元本保証ではありませんが、商品内容や制度、リスクをきちんと理解してはじめることで、しっかりと資産を殖やすことも可能です。
公的年金に頼らず、今からでも少しずつ投資をスタートして、「やっぱり老後は悠々自適だった」と、遠い将来に実感できたら嬉しいですね。
参考資料
田中 友梨