高齢者を雇用するメリット2つ

企業にとっても、高齢者を雇用するメリットがあります。1つずつみていきましょう。

1. 助成金が受け取れる

厚生労働省では、高年齢者の雇用を確保する事業主を支援しています。具体的には、「65歳超雇用推進助成金」や「生涯現役起業支援助成金」などの支給があります。

とはいえ、体制を整えるにはさまざまな課題があることも事実です。

こうした企業に向けて、厚生労働省では「65歳超雇用推進プランナー」や「高年齢者雇用アドバイザー」による相談・助言サービスをはじめとした各種事業を実施し、企業を支援しています。

2. 労働力が確保できる

現状では少子化の影響もあり、働き世代は減少傾向にあります。年代や業種によって異なるものの、労働人口が足りない業界も存在します。

働くシニアが増えることで、こうした労働力不足をカバーできるでしょう。

また、現代では終身雇用がなくなりつつあり、転職も活発に行われます。優秀な人材がスキルを活かして活躍できる一方、業界によっては技術を継承しにくいところもあるでしょう。

シニアが働くことで、若者に技術を伝えていくメリットもあります。