年収600万円台後半・勤労世帯の貯蓄と負債はいくら?

2022年5月10日に公表された総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、年収650万円から700万円、二人以上の勤労者世帯の平均的な家族の構成は以下のとおりです。

年収650万~700万円(平均年収672万円)勤労世帯の家族のようす

  • 世帯人員3.37人(うち18歳未満人員0.95人)
  • 世帯主の年齢:50.1歳
  • 世帯主の配偶者のうち女性の有業率62.0%
  • 持ち家率:79.1%

上記を見ると、夫婦と子ども3人家族で、夫婦共働きの世帯が年収約600万円の平均的な二人以上の勤労者世帯といえるでしょう。

この世帯の貯蓄と負債を見ていきましょう。

年収650万~700万円・勤労世帯の貯蓄

年収600万円・子どもがいる世帯の平均貯蓄額は1128万円です。

貯蓄額の内訳は以下のとおりです。

〈貯蓄の内訳〉

  • 金融機関…1101万円
  • 通貨性預貯金:455万円
  • 定期性預貯金:310万円
  • 生命保険など:224万円
  • 有価証券:112万円
  • 金融機関外…28万円

平均貯蓄額は資産形成をするうえで1つの目安となる1000万円を超えました。

年収650万~700万円・勤労世帯の負債

年収600万円後半世帯の平均負債額は810万円です。

負債額の内訳は以下のとおりです。

〈負債の内訳〉

住宅・土地のための負債:758万円

  • 公的機関:118万円
  • 民間機関:636万円
  • その他:5万円

住宅・土地以外の負債:34万円

  • 公的機関:7万円
  • 民間機関:27万円
  • その他:1万円

住宅ローンが負債額の約9割を占めます。

貯蓄から負債を差し引いた純貯蓄額は318万円でした。