国民健康保険のしくみや加入すべき人

日本では「国民皆保険制度」となり、何らかの健康保険に入ることが原則となっています。

このおかげで、原則3割の自己負担で誰でも適切な医療を受けられます。

健康保険の種類は、働き方や働く場所によって決まります。

  • 協会けんぽ…中小企業で働く従業員
  • 組合管掌健康保険…大企業で働く従業員
  • 共済組合…公務員や私立教職員
  • 船員保険…船員
  • 国民健康保険…上記以外の自営業やフリーランスの方など
  • 後期高齢者医療制度…75歳以上(一定の障害がある方は65歳以上)のすべての人

自営業やフリーランスなどは会社の健康保険に加入しないため、自治体が運営する国民健康保険に加入することとなります。

出所:厚生労働省「国民健康保険の加入・脱退について」

もし会社を退職してフリーランスになった場合は、保険の切り替えが必要になります。

この場合、14日以内に、お住まいの市町村の国民健康保険の窓口まで関係書類を提出して手続きします。

保障内容には少し違いがあり、出産手当金や傷病手当金など、国民健康保険にないものも一部あります。