総務省の「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2022年(令和4年)12月分(中旬速報値)」によれば、東京23区の2022年12月中旬時点での消費者物価指数は、総合指数で前年同月比4.0%の上昇でした(2023年1月10日公表)。

物価上昇が続きますが、新たな1年がはじまった今はマネープランを立てるのに最適な時期です。

特に50歳代は、そろそろ本格的に自分たちの老後について考えはじめる年代。

現在の貯金残高を見て、「もしもあと1000万円の貯金があればより豊かな老後の生活が送れるはずなのに」と考えている人もいるでしょう。

今回は、50歳代の貯蓄を確認した後、あと10年で1000万円の貯金を成功させるための方法を詳しくご紹介します。

老後資金、あと貯蓄1000万円あれば何ができる?

まずは50歳代の平均的な貯蓄と貯蓄分布について、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」より確認しましょう。

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出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成

50歳代の貯蓄

  • 平均1386万円・中央値400万円

一部の富裕層の影響を受ける平均は1386万円ですが、より実態に近い中央値は400万円まで下がりました。

同じ50歳代でも、お子さんが大学などに通っている間と就職した後では貯蓄が変わるでしょう。

老後資金用の貯金があと1000万円増えると、老後の生活はとても豊かになります。

たとえば、60~80歳の20年間で1000万円を均等に使うとすると、毎年の生活費は50万円アップ、1カ月で約4万円も余裕がうまれます。

日々の食生活が豊かになったり、好きな洋服や趣味にお金を使ったり、温泉旅行にも出かけたりできるでしょう。

本格的な老後を迎える60歳代までのあと10年ほどで、どれだけ貯金を頑張るかによって、老後の生活が大きく変わります。そして、どんなセカンドライフを過ごすかによって、どんなに素晴らしい人生だったかにも影響を与えるでしょう。

もう無理かもしれない、と諦めずに、あと1000万円の貯金を増やす計画を立ててみましょう。

50歳代から10年で1000万円貯める方法

50歳代からあと10年で、貯金を大きく増やす方法を3つご紹介します。

  1. 副業をする
  2. 夫婦で働く
  3. 資産運用を行う

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出所:筆者作成

まずは、収入を増やすことを検討してみましょう。

65歳を過ぎると、再就職をしても給与が減額されてしまうケースが多いので、多くの場合は50歳代が最後のフルタイムの働き時といえます。

現在働いている人は、自分のスキルを活かして新たに仕事ができないか、副業を検討してみましょう。

また、専業主婦の方は、パートなどで働くことを検討するのもいいでしょう。

たとえば50歳代の元気な女性の場合、働ける職場がたくさんあります。仕事にでかけることにより生活にメリハリがうまれ、より健康になる方もいます。

老後にはまたゆったりとした時間がうまれるので、それまで働いてみるのもいいでしょう。

収入アップを目指しながら、10年間かけてお金を増やしていく、資産運用を行うのも有効的な方法です。

現在、つみたてNISAや一般NISAなど運用益にかかる税金が非課税になる制度を活用していない場合は、検討されるのも一つです。

ただし、資産運用は損をするケースもあります。大切に貯金してきた老後資金をすべて資産運用に回すのは危険です。

必要なお金として貯金1000万円~2000万円くらいは必ず確保しておき、そのうえで、余剰資金を資産運用に回すようにしましょう。

50歳代から1000万円貯金を成功させる秘訣とは?

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siro46/shutterstock.com

みなさんは、今どのくらいお金が貯められているのか把握しているでしょうか。また、現在の収入はいくらで、支出はどのくらいか、知っているでしょうか。

ただ闇雲にお金を貯めようとしても、貯蓄1000万円は貯まりません。貯金を成功させるためには、マネープランを立てることが大切です。

あと10年で1000万円のお金を増やす計画を具体的に立ててみましょう。

単純に計算して、1年間で100万円、1カ月8~9万円ずつ貯蓄を増やせれば、あと10年で1000万円が貯められます。

先ほどご紹介した通り、たとえば夫が副業で月3万円、妻がパートで月6万円を稼げば、目標が達成できますね。この数字を見ると、実現できそうな気がしてくるのではないでしょうか。

上記は一例ですが、より具体的な計画を立てることで、貯蓄1000万円は実現がしやすくなります。

さらに貯金を成功させるためには、お金を強制的に貯める「先取り貯金」がおすすめです。

老後資金用のお金を貯めておく貯金用の口座を準備し、そちらに強制的にお金が貯まるような仕組みづくりを行いましょう。

会社で働いている方の場合、給与が振り込まれた段階で、その月の貯金分は老後資金用の口座に移してしまうのがポイントです。

マネープランと先取り貯金で、老後の資金を少しでも増やしていきましょう。

働き時、貯め時の50歳代

50歳代は、人生でも最後の働き時で、貯め時です。

老後の生活をいかに充実したものにするかは、50歳代のマネープランで決まるといっても過言ではないでしょう。

あと貯金1000万円は難しいと感じている方もいるかもしれませんが、計画を立てて実行していけば、決して無理ではありません。

今回ご紹介した内容を参考にしながら、あと10年で1000万円の貯蓄を増やすことを考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料