【厚生年金】最新の受給額は「月約14万円」年収の目安を一覧表で紹介令和3年度最新の受給額「基礎年金のみ」はいくらか

3. 厚生年金を月14万円以上を受け取るための平均年収の目安はいくらか

では、厚生年金を月14万円以上受けるためには、どれくらいの年収が目安となるでしょうか。

厚生年金は、以下の計算式で計算されます。

出所：日本年金機構「令和4年度版　老齢年金ガイド」

報酬比例部分=1+2

今回は「平均標準報酬額×5.481／1000×2003年4月以降の加入期間の月数」で試算をおこないます。

出所：日本年金機構「令和4年度版　老齢年金ガイド」をもとに筆者作成

上記によると、厚生年金を月14万円以上を受け取るためには、平均年収480万円で40年間加入する必要があります。

表の赤枠のように、平均年収が上がれば、加入期間が短くても年金月額14万円に到達する場合もあります。

また夫婦二人世帯で、年収480万円（加入期間40年）と専業主夫（婦）であれば、年額245万円（月額約20万4000円）を受け取れます。

年収480万円と年収240万円の世帯（いずれも加入期間40年）であれば、年額298万円（月額約24万8000円）です。

※年収480万円（加入期間40年）と専業主夫(婦)：175万円＋70万円=245万円
※年収480万円と年収240万円の世帯：123万円＋175万円＝298万円
※シミュレーションでは、基礎年金額を年額70万円としています。