まずはねんきん定期便やねんきんネットの確認を

65歳以上・無職世帯の実態を見てきましたが、実際には個人差が大きくなります。

まずはリタイア後の生活の柱となる、公的年金の受給予定額をねんきん定期便やねんきんネットで確認し、マネープランを考えるといいでしょう。

老後に必要な資金はまとまった金額になるため、できれば早いうちから確認し、どう備えるか、いつまで働くか検討されることをおすすめします。

また、先ほどの65歳以上・無職世帯の持ち家率を見ると、65~75歳以上まで9割以上が持ち家でした。

持ち家の方の場合は、月の支出がさらにかかる場合もあります。老後の生活費は固定費がいくらかかるかによっても左右されるため、家賃や車にかかる費用も考えておきたいものです。

値上げの先行きは不透明ですが、まずは現状の把握から行い、仕事や貯蓄、資産運用など、老後に向けてできることの選択肢を複数挙げてみましょう。

参考資料

宮野 茉莉子