手取りの差の原因の一つは所得税
なぜ、独身と共働きの場合で手取りに大きな差が出るのでしょうか。
最も大きな原因は所得税です。所得税は、所得が上がるほど税率があがる累進課税制度が適用されます。
独身の年収1000万円の会社員は所得が高いため、税率も高いです。一方で、共働きはご家庭により所得を分散できるためお互いの税率が低くなり、所得税を安く抑えられやすくなるでしょう。
年々上がる社会保険料
2022年に社会保険料の改定が行われたことをご存知でしょうか。2022年10月1日より、雇用保険料の料率が引き上げとなっています。
一般的な事業の場合、雇用保険料は0.3%でしたが、2022年10月1日からは0.5%です。
このように制度の改定が行われる場合もあるので、動向をみていくといいでしょう。
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、フリーランスとして保険や投資、税金などのお金に関する記事の執筆や個別相談・ライフプランニングの作成・実行支援を行っている。