3. 理由3.決算における減益や株安が要因に

夏から秋口にかけて、オリックスの株価は徐々に下落していく局面となりました。

2022年8月に発表した同社2023年3月期第1四半期決算では、営業利益ベースで前年同期比約18%の減益に。保険事業における給付金支払いの増加や、市況悪化に伴う海外資産の運用成績が振るわなかったことなどが要因として挙げられました。

海外の相場は株式市場を中心に秋口にかけて低下傾向となったこともあり、これもあわせてオリックスの株価も低迷したと考えられます。

9月末までの業績を反映している2023年3月期第2四半期の決算を見ると、引き続き保険の給付金が同社の業績悪化要因としてあげられていることが確認できます。

このような事業環境も背景に、同社の株価は戻ることなく2022年末を迎えたと思われます。