2. 理由2.2022年5月株主優待の廃止を公表
2022年3月の下落が一巡したのちは、一時2500円を回復するなど下落幅を縮小しましたが、5月11日の2022年3月期決算にあわせて発表された株主優待の廃止によって、再び下落傾向となったと考えられます。
オリックスは近年、オリックスの各種サービスに割引が適用される「株主カード」と「ふるさと優待」というカタログギフト形式の株主優待を継続的におこなっており、優待銘柄として個人投資家に人気の銘柄の一つでもありました。
しかし、5月11日には「2024年3月をもって株主優待制度を廃止する」ことを公表しています。今後は配当による利益還元を強化していく方針とのことです。
この報道をきっかけに、優待目的で投資する個人投資家の需要が減退したため、オリックスの株価は下落傾向に転じていると考えられるでしょう。