3. 65歳以降も働くことで年金は増える?
65歳以降も厚生年金に加入する場合、在職中は厚生年金の保険料の支払いがありますが、将来受け取る年金は今までの年金にプラスされます。
厚生年金の期間が延びるため、今までよりも年金額が増えると思ってください。
では、厚生年金に加入し働くと、いくら増えるのでしょうか。
厚生年金の計算式は、
平均標準報酬額 ✕ 5.481 / 1000 ✕ 加入月数 です。
わかりやすく考えると、今までの加入実績によりもらえる金額に、以下の金額をプラスします。
例)ボーナスなし、毎月25万円の給与をもらって1年間働いている方
- 25万円 ✕ 5.481 / 1000 ✕ 12月 = 1万6443円 (年額)
1年間で考えると金額は少ないかもしれませんが、一生涯もらえる年金と考え、現在の金額に上乗せになることを考えましょう。
2022年4月より在職時改定が始まっているため、毎年、年金の金額の再計算をしています。わずかかもしれませんが、厚生年金の金額が増えます。
厚生年金に加入しないで働く場合は、厚生年金を払っていないためプラスされません。しかし、厚生年金保険料の支払いが無いというメリットがあります。