2. 国民年金と厚生年金の給付額の計算方法とは

国民年金は「保険料の納付月数」によって受給額が決まります。

20歳から60歳までの40年間(480月)、全期で年金保険料を納付した場合、令和4年度は満額で月額6万4816円、年額77万7800円となっています。

出所:日本年金機構「令和4年4月分からの年金額等について」をもとに筆者作成

厚生年金は、保険料の納付月数のほかに、収入の額が関係します。給与所得が多いほど、厚生年金の給付額も増えていきます(上限があります)。

老齢年金は以下の式に沿って算出されます。

出所:日本年金機構「は行 報酬比例部分」をもとに筆者作成

平成15年3月までとそれ以降で計算式が異なります。それぞれの期間の月数を算出し、合計します。