書き損じ年賀はがきは、交換以外に「寄附」という選択肢も

前述のとおり、書き損じた年賀はがきは、通常はがきや切手と交換してもらえます。

とはいえ、年賀状以外ではがきを送ることがない場合は、通常はがきや切手と交換しても、そこまで必要性がありません。

そのような場合は、書き損じ年賀はがきを「寄附する」という選択肢もあります。

書き損じ年賀はがきや、余ってしまった年賀はがきは、国際協力団体などに寄附をすることで、慈善活動に役立てられます。

具体例として、食料問題に取り組む「国際協力NGOハンガー・フリー・ワールド」では、2022年12月から2023年5月末まで、書損じハガキや切手を集めるキャンペーンを実施しています。

出所:特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド「【年賀状で国際協力】 日本最大規模!ハガキ等を回収して、1億円の資金を得るNGO」

集まったハガキや切手は換金され、飢餓に直面する人々の自立支援のために活用されるようです。

同様に、「日本ユネスコ協会連盟」では、書き損じてしまった郵便ハガキや、使っていない切手を集めることで、学びの場(寺子屋)を世界に広げていく「ユネスコ世界寺子屋運動」の活動に役立てています。

上記のように、書き損じ年賀はがきを集めて、国際協力活動をしている団体はいくつかあるので、興味のある方は一度調べてみてはいかがでしょうか。