「人生100年時代」とうたわれるように、私たち現役世代には長い老後が待っています。長く生きるためにはお金が必要ですが、「老後の生活費」と聞いて、だいたいひと月いくら必要かイメージできそうでしょうか。
総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」によると、65歳以上の単身無職世帯の支出はひと月およそ14万円（14万4747円）です。
サラリーマンだった人が受け取る老後の厚生年金の年金額は、現役時代の収入や年金加入期間の影響を受け個人差がありますが、実は男女全体の平均月額も「約14万円」。
今回は、いったん「14万円」という金額を目安とし、この年金月額を受け取る人は現役時代にどのくらいの収入があったのかを試算していきます。
