1. 日本の年金制度について
日本では定額部分(国民年金)と報酬比例部分(厚生年金)をあわせた2階建ての制度が採用されています。
厚生年金を受け取る場合には定額部分に報酬比例部分が上乗せして支給されます。
1.1 国民年金の年金額は、どのように決まる?
定額部分は20歳から60歳までの40年間支払うことで満額支給となり、令和4年度の場合は満額で77万7800円(年額)が受給できます。
免除や未納などで40年に満たない場合には減額となり、以下のような計算式で求めます。
1.2 厚生年金の年金額は、どのように決まる?
厚生年金についてどのように金額が決まるのか、定額部分同様に計算式を確認します。厚生年金の計算式は平成15年3月を境に変更となっており具体的には以下の通りです。
このように、厚生年金では平均標準報酬月額が高くなるほど受給額も大きくなることが確認できます。