4. 65歳以降も働くことが当たり前になったら
老後も働き続けること自体に抵抗を感じる人は多いかもしれませんが、65歳以降も働くことが当たり前になるかもしれません。
その際、年金受給年齢は後ろ倒しになることが懸念されます。
年金の財源が先細りする中、「受給額を減らす」又は「受給開始を遅らせる」しかないのが実情です。よって、みんなが働いて年金に頼らず生活してくれれば財源を延命することができるでしょう。
しかし、年金を受け取る側は「60歳になったら」「65歳になったら」「70歳になったら」と、年金受給開始年齢というゴールを先に置き直されるたびに次のゴールまで自力で走り続けなければいけません。
60歳ごろまでに10年ほどは働かなくても暮らしていける程度の資産が準備できていれば良いですが、それだけの大きなお金は一朝一夕では用意できません。
長い時間をかけてもコツコツ老後資金を蓄えておくことは、今後ますます重要になります。
新年をむかえたタイミングを機に、将来について考える時間をとってみるのはいかがでしょうか。
参考資料
尾崎 絵実