オリックスの株を今から買う人が知っておきたいリスク4つ
オリックスはリースをはじめとしてに生保や銀行・クレジット、不動産、環境エネルギーなどなど10セグメントと15事業ユニットにわたる多角的な事業を行っています。
1971年の香港進出以降、28カ国・地域での海外ネットワークも拡大しており、設立翌年以降、 連続で57年間黒字を達成しています。
一方で、株式の中で景気敏感株に属するため、景気に影響されて株価が動きやすいという特徴も持ちます。
また、次のようなオリックスのリスクについても知っておくといいでしょう。
オリックスの株のリスク1.信用リスク
オリックスはファイナンス・リースや営業貸付金に対して信用損失引当金を計上していますが、国内外の経済環境や特定の業界や市況、顧客の業績が悪化した場合、現在の残高では不十分となる可能性があります。
「事業年度(第59期)自 2021年4月1日 至 2022年3月31日」の有価証券報告書でも 、「与信先のデフォルト、もしくは信用状態の悪化に伴う、債権回収の不確実性」を信用リスクと定義しています。
追加繰入が必要となった場合には、事業活動や財政状態、経営成績に影響を与えてしまう場合もあるでしょう。
オリックスの株のリスク2.外部環境によるリスク
オリックスは日本だけでなく、米州、欧州、アジア、中東などで事業を展開しています。
そのため、各国のインフレや財政・金融政策などの変化、戦争、テロの発生や米中間の貿易・技術摩擦など、外部環境によるリスクの影響を受けやすいといえるでしょう。
ロシア・ウクライナ問題に関しては影響は限定的であり業績に大きな影響はないとしていますが、長期化した場合の影響を予測するのは困難な状況とも公表しています。