5. 夫婦世帯の年金受給額はいくらか、4パターンで計算
夫婦世帯では、平均で年金月額はいくらもらえるのでしょうか。4つのパターンで見ていきましょう。
5.1 パターン1:会社員(夫)×無職の配偶者(妻)
会社員(夫)×無職の配偶者(妻)の年金受給額を見ていきましょう。
会社員で第2号被保険者である夫は、国民年金に加入した上で厚生年金に対して所得に応じて保険料を払い、加入しています。
第2号被保険者(会社員や公務員)が扶養する配偶者は「第3号被保険者」に該当します。
第3号被保険者は、第2被保険者が事業所を通して第3号被保険者の保険料を支払っているので本人自身による保険料負担はありません。
この夫婦では月21万6454円でした。
5.2 パターン2:会社員(夫)×会社員(妻)
会社員(夫)×会社員(妻)の組み合わせでは26万8086円です。
5.3 パターン3:自営業(夫)×会社員(妻)
自営業(夫)×会社員(妻)であれば、16万3699円となります。
5.4 パターン4:自営業(夫)×無職の配偶者(妻)
自営業(夫)×無職の配偶者(妻)ではどうでしょうか。
夫が自営業を営んでいる場合、妻は国民年金の加入者となりますので、女性の平均月額を受け取ります。
会社員が無職の妻を扶養する場合とは違い、夫が自営業の場合には、妻は無職であっても夫が妻の保険料を払い込むことはありません。
妻は国民年金保険料を払い、国民年金を受け取ることになります。
この夫婦では11万2087円でした。
夫婦の加入している年金によって大きく異なることがわかりました。