商船三井の株式「本当のリスク」とは
先ほどのバルチック海運指数を見てもわかるとおり、運賃は一時急騰したものの下落しており、海運ブームは終わりとも言われています。
現状のような配当金や株価水準が今後も見込めるかわからない点については、慎重に考えておくべきでしょう。
また、商船三井に限らず、海運業界の株式は「景気敏感株」といわれており、景気の動向によって業績が大きく左右され、それにより株価も変動しやすくなっています。
もともと海運ビジネスはハイリスクな事業で、世界各国の資源需要の影響を受けるほか、タンカーの製造リードタイムが長く、受給の柔軟な調整が難しいという特徴もあります。
商船三井の財務データより、売上高と営業利益の推移をみてみましょう。