4. 老後に向けて意識したい「健康寿命」と「資産の寿命」

今回は、年金エイジの入り口ともいえる、60歳代のお金事情をながめてきました。年金額や貯蓄額には世帯差・個人差があります。健康状態もしかり。何歳まで働き続けるかも個人差が大きいでしょう。

そして何より、自分は老後資金が何年分必要になるかを、事前に知ることはできません。

長寿時代に老後を生きる私たち現役世代は、健康寿命とともに「資産の寿命」を延ばしていく視点が求められているといえるでしょう。

若い頃からコツコツ貯蓄をする、長く働き続ける、そして資産運用で「お金にも働いてもらう」発想を持つのもよいですね。つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)などの税制優遇制度を活用するのも一案です。

参考資料

徳原 龍裕