1. 【公的年金】60~69歳代の平均受給額は
まず、2022年12月に公表された、厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に60歳代の年金受給額を確認します。
1.1 国民年金の年金月額
- 60歳:3万8945円
- 61歳:4万150円
- 62歳:4万1904円
- 63歳:4万3316円
- 64歳:4万3842円
- 65歳:5万8078円
- 66歳:5万8016円
- 67歳:5万7810円
- 68歳:5万7629円
- 69歳:5万7308円
1.2 厚生年金の年金月額
- 60歳:8万7233円
- 61歳:9万4433円
- 62歳:6万1133円
- 63歳:7万8660円
- 64歳:7万9829円
- 65歳:14万5372円
- 66歳:14万6610円
- 67歳:14万4389円
- 68歳:14万2041円
- 69歳:14万628円
※厚生年金には国民年金(基礎年金)の月額を含む
国民年金、厚生年金ともに65歳を超えると年金月額が多くなっています。これは年金の受給開始が一般的には65歳から始まることによります。65歳以前は、繰上げ受給や特別支給の老齢厚生年金などの受給となるため、年金額は少なめです。
国民年金では5万円台後半、厚生年金では14万円台が多いですね。厚生年金は国民年金の上乗せとして支給されるため、一般的には国民年金よりも厚生年金の受給額は多くなります。
実際には加入している年金や加入状況によって年金額には個人差がでます。とはいえ、公的年金だけを老後の命綱にすることに不安を感じる人が多数派かもしれません。