「年収400万円台の貯蓄」より実態に近い中央値はいくら?
年収400万円台の貯蓄を確認しましたが、平均だけでなく中央値も確認したいですよね。
一つの参考として、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査(令和3年)]」より、年収300~500万円未満世帯の貯蓄の中央値と分布を確認しましょう。
【年収300~500万円未満世帯】(金融資産非保有世帯を含む)
貯蓄平均1151万円・中央値300万円
- 金融資産非保有:24.2%
- 100万円未満:9.8%
- 100万円~200万円未満:7.0%
- 200万円~300万円未満:5.7%
- 300万円~400万円未満:5.7%
- 400万円~500万円未満:3.3%
- 500万円~700万円未満:6.8%
- 700万円~1000万円未満:5.2%
- 1000万円~1500万円未満:8.0%
- 1500万円~2000万円未満:4.7%
- 2000万円~3000万円未満:6.9%
- 3000万円以上:10.1%
- 無回答:2.6%
上記の統計によれば、平均は1000万円を超えているものの、中央値は300万円まで下がりました。
分布を見ると3000万円以上が約1割となっているため、平均に影響しているのでしょう。
実際には貯蓄ゼロが4世帯に1世帯となっており、厳しい貯蓄事情が垣間見えます。