子育てにはどれくらいのお金がかかる?
次に、「子育てにどれくらいのお金がかかるのか」を知っておきましょう。
以前の資料にはなりますが、内閣府の「 平成17年版 少子化社会白書」によると0歳から6歳までに必要な費用は約440万円です。
上記には「ベビー・子ども用品・衣料」や「保険・医療費」「子育てのための預貯金・保険」「幼稚園・保育園関係費」などが含まれます。
ただし、現在は「幼児教育・保育の無償化制度」があるため、「幼稚園・保育園関係費」については上記よりも下がっているでしょう。
また、文部科学省の「令和3年度 子供の学習費調査の結果について」によると、小学校から高校まで子供を公立の学校に通わせた場合、費用は以下のとおりです。
小学校から高校(すべて公立)まででかかる費用
- 公立小学校の学習費:211万5396円
- 公立中学校の学習費:161万6397円
- 公立高校の学習費: 153万8913円
合計:527万706円
※上記は学習費総額(保護者が子供の学校教育及び学校外活動のために支出した経費の総額)
上記の子育て費用と合わせると、大学までの間に約930万円となっています。
「幼児教育・保育の無償化制度」を考えるとこれよりも減りますが、それでも乳幼児の頃から子育てにはお金がかかることがわかります。
さらに大学費用がかかることを考えると、改めて計画的な貯蓄の必要性を感じるでしょう。