3. 2023年の家計の見通しは
2022年は原料高や原油高、円安によりさまざまなモノやサービスの値段が上がりました。
先ほどの帝国データバンクの調査によれば、2022年値上げによる 家計負担の影響(今年9月時点) は平均で月5730円増、年間で6万8769円の増加となっています。
2023年の値上げは輸入食品・飲料が中心だったものの、1年間で3度目の値上げとなった冷凍食品を中心に再度・再再度の値上げが目立つとのことで、しばらく値上げが続く可能性もありそうです。
年末年始休暇である今こそ、まずは電気代やガス代、通信費といった固定費の見直しをおこないたいところ。
また仕事を長く続けたり、貯蓄の一部で資産運用を検討するのも一つでしょう。運用にはリスクがありますが、資産を守る・増やす手段の一つとなります。
この長期休暇に、改めて家計やマネープランについて考えてみてくださいね。
【※編集部より】本記事は2022年12月23日時点の最新公開データをもとに執筆されたものです。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査(令和3年)各種分類別データ]」
- 帝国データバンク「食品値上げ、来年 7000 品目突破 22 年比 1.5 倍超ペース」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)
宮野 茉莉子