1. 60歳代の貯蓄「2000万円超」ない家庭が多い。2023年の値上げ品目数は
帝国データバンクの「食品値上げ、来年7000品目突破 22年比 1.5倍超ペース」によれば、2022年の食品の価格改定品目数は最終的に2万822品目、値上げ率平均14%とのこと。
2023年の食品の値上げ品目数は、現段階で7152品目とわかっています。
特に2月は4277品目となっており、ただでさえ電気代やガス代がかかる冬の生活費を押し上げることとなりそうです。
値上げが続いても貯蓄に余裕があればいいですが、今の60歳代で貯蓄を金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」から確認しましょう。
1.1 60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:2427万円
- 中央値:810万円
60歳代の貯蓄は平均で2000万円を超えますが、より実態に近い中央値では810万円まで下がります。
7割は貯蓄2000万円も保有しておらず、生活が厳しい家庭が多いでしょう。