4. まとめにかえて

会社員で厚生年金がもらえるからといって安心はできません。なぜなら、厚生年金保険料を決める等級には上限があるからです。

現役時代は自分次第で収入は青天井ですが、年金の場合はそうではないことを認識しておきましょう。

特にパワーカップルの場合、生活水準を上げていると夫婦の老後生活は大赤字になりかねません。

年金受給額はいくらかなのかを把握し、毎月の不足分は貯蓄からまかなうのか、それとも働き続けるのかについて、徐々に考えていきましょう。

また、健康面で就労が難しくなった際や万が一の際に備えて、貯蓄の他に就業不能保障や死亡保障を持っておくとより安心でしょう。

来る2023年を前に、年末年始で将来資金について考える時間を設けてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022年12月22日時点の最新公開データをもとに執筆されたものです。

参考資料

西森 遥