2. 日本の最新の平均年収は443万円!厚生年金は?
国税庁の資料によると、平均年収は前年度の433万円から10万円アップして443万円となりました。
アップしたとはいえ、平均年収のピークは平成9年(1997年)の467万円。増減を繰り返しながら、長い目でみればこの30年はほぼ横ばいになっています。
では、そんな平均年収である443万円を稼いでいる人の場合、厚生年金の受給額はいくら見込めるのでしょうか。
日本年金機構によると、2022年度における「標準的な夫婦」が受け取る年金は月額21万9593円です。
標準的な年収の人=標準的な夫婦となり、約22万円の年金を受け取れるように思えてしまいますね。
しかし、そうとも言えません。次の章で具体的にシミュレーションしてみましょう。
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。