LIMOが2021年12月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2021年12月13日)

花の少ない冬を、華やかに彩ってくれるハボタン。昨今のハボタンは品種改良が進み、毎年多様な新品種が作出されています。

従来のバラを思わせるフォルムだけでなく、繊細なレースのような形のものや、キラキラ光る個性的なものまであり、冬のガーデニングには欠かせない存在となっています。

お正月に飾られることも多いため、正月のイメージが強いハボタン。今回はオシャレに進化をとげているハボタンについて、品種や基本の育て方についてお伝えします。

【注目記事】【ガーデニング】実は寒さに弱い花。クリスマスの主役「ポインセチア」の育て方

1. ハボタンってどんな植物?

id-art/Shutterstock.com

  • アブラナ科アブラナ属
  • 多年草
  • 原産地:ヨーロッパ
  • 参考価格:100~300円前後(ポット苗)
  • 品種:スノードレス、晴姿、プラチナケールなど

ハボタンは、もともとキャベツやブロッコリ-と同じ仲間。

江戸時代にヨーロッパから食用として日本に輸入されましたが、観賞用として品種改良され現在に至ります。その形から「ハナキャベツ」と呼ばれることも。

葉の鑑賞期は11月~3月が一般的。11~12月はハボタンの苗が店頭にもたくさん並びます。

ハボタンはお正月の寄植えで使われることが多いのですが、最近は小型化がすすみ、ブーケなどに使われることもあります。

葉色も多様化し、濃いロ-ズやクリーム色、ピンクと白のグラデーションがかわいい品種も増加中。ほかの植物と寄せ植えしても浮くことなく、存在感を発揮しています。

NagyG/Shutterstock.com