12月に入り、クリスマスムードが徐々に高まってくる季節の到来です(※編集部注)。園芸店にクリスマスの花「ポインセチア」が所狭しと並ぶ様子もおなじみの光景ですね。
クリスマスの花と言われるポインセチアを飾って楽しむ人も多いと思いますが、育てるときには少し注意が必要です。
そこで今回はクリスマスの花「ポインセチア」の基本の育て方について紹介します。さっそくみていきましょう。
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ポインセチアは寒さに弱い?
ポインセチアの原産地はメキシコで、もともと温暖な気候で育つ植物。沖縄などの亜熱帯地方では、ポインセチアが庭先や道路脇などに植えられており、数メートルの高さにまで育ったポインセチアを見かけることもあります。
それゆえ、ポインセチアは寒さには弱い性質で、10度以下だと寒さで葉を落とすこともあります。栽培が難しいとされ、一年草のように育てられるのは、この性質が理由のひとつかもしれません。
ポインセチアは基本的には室内で育てるのがいちばん。温度管理をうまくおこなえば、本来は長く育てることができる植物といえるでしょう。
クリスマスの主役「ポインセチアが赤い理由」
ポインセチアは日が短くなると、花芽ができて苞葉が赤く色づく性質を持っています。野生のポインセチアは日が短くなってから花芽を形成するため、美しい赤い葉が楽しめるのはクリスマス近辺か少し遅れたくらいになります。
園芸店で出回っているポインセチアは短日処理が施されたもので、自然のポインセチアよりも早めに色づくように管理されています。そのため、クリスマスより先に店頭に並ぶのです。
夜間も明るい室内で育てて短日処理をおこなわなかったポインセチアは、いつまでも花芽を形成しないので色づくことはありません。
短日処理とは?
ポインセチアの苞葉は日が短くなると、花芽ができて美しいレッドに色づきます。冬になると日が短くなるため、自然とポインセチアが色づく環境は整いますが、ポインセチアは寒い戸外で育てることができません。
そのため人工的に夜間の状態を作る「短日処理」をおこない、室内で育てるポインセチアを色づかせる作業が必要になります。
照明の光が当たらないようにダンボールを被せるなどして人工的に暗い状況を作り、短日処理をおこないます。これを1~2カ月程度続けると花芽を形成し、赤く色づいた葉が出てくるようになります。
ポインセチアの育て方:「水やり・日当たり」で気をつけたいこと
水やり
ポインセチアは乾燥も嫌いますが、過湿も苦手です。土の状態をよく確かめてから水を与えるようにしましょう。
冬はポインセチアにとって休眠期にあたるため、頻繁に水やりをおこなう必要はありません。やや乾燥気味に育てても問題ありませんが、乾燥しすぎると葉がしおれてくるので、様子を見ながら水やりをおこないましょう。
水やりは暖かい日の午前中におこない、夕方以降は避けるのもポイントのひとつです。
日当たり
ポインセチアは日当たりのよい場所を好みます。窓際など日がよく当たるところで育てるのがオススメです。ただしポインセチアは寒さに弱いため、夜間に温度が下がる窓際は注意が必要です。
できれば夜間は室内の暖かいところに移動させたほうが無難です。暖房の風は葉が乾燥する原因になるので、当てないように気をつけましょう。
ポインセチアの育て方:「肥料・剪定」で気をつけたいこと
肥料
休眠期にあたる冬の間は肥料を与える必要はありません。生長期の春になったら施肥を再開しましょう。
植え替えするときに緩効性肥料を与えたら、その後は液体肥料などを与えます。容量は肥料のパッケージに記載されている分量を与えるとよいでしょう。
剪定
花後の4~5月は剪定の適期です。コンパクトに育てたい場合、樹形を整えたい場合は剪定をおこないましょう。
ポインセチアはユーフォルビア属の植物なので、切り口から白い液体が出ます。この樹液に触れると、かぶれてしまう場合があるので注意が必要です。
作業をするときは手袋などを着用し、樹液に触れてしまったら、すぐに流水で洗い流しましょう。
きれいなポインセチアを楽しむ。上手なお世話で「もう、枯らさない!」
今回はクリスマスの花「ポインセチア」の育て方を紹介しました。
近年は定番のレッドやホワイト、ピンクだけではなく、おしゃれなイエローやゴールド、斑入りの品種などが出回っています。一風変わったポインセチアを楽しんでみるのもいいですね。
寒さに弱く、葉が落ちたりして育てるのが難しいポインセチアですが、冬を越し、夏も乗り越えると、再びクリスマスシーズンに美しい色の葉を楽しむことができます。
クリスマスシーズンに楽しむためには、短日処理は9月頃に開始するとよいでしょう。毎日おこなうのは大変ですが、色づいたときの喜びは格別です。ぜひチャレンジしてポインセチアを長く楽しんでくださいね。






