「ヘレボルス・ニゲル」とキリスト教の関わり
ヘレボルス・ニゲルにはキリスト教と深い関りのある伝説があります。キリストが誕生したとき、1人の貧しい少女がお祝いに訪れました。
しかし貧しくて贈り物を用意できず、悲しみのあまり少女は涙を流します。その涙が地上に落ちた場所に純白の美しい花が咲き、少女はその花を摘んで聖母マリアとキリストに捧げたということです。
ニゲルは少女の純粋な心とキリストの誕生を祝う気持ちの象徴とされ、キリスト教徒の間で語り継がれました。今でもクリスマスシーズンになるとニゲルが教会にお供えされています。
執筆者
同志社女子大学卒業後、大手自動車販売会社に入社。結婚・育児を経た後、私立大学にて事務職に従事。学業・資格・キャンパスライフ全般に関わる相談・支援業務をおこなう。現在はガーデニング関連コラムのフリーライター、編集者に転身。ライフワークとするガーデニングの魅力を広く伝えられることに喜びを感じている。自宅の庭を手作りしたいという願望を叶えるため、ガーデンコーディネーターの資格を取得。県や園芸雑誌のガーデンコンテストに入賞の経歴を持つ。ガーデニング歴 30年、自宅のみならず町の緑化活動にも携わり、緑のある暮らしを満喫する日々。バラをこよなく愛し、トゲに刺されようともこりずに世話にいそしむ無類のロザリアン。