1. つみたてNISAとは。わかりやすく解説

つみたてNISAは、自分で投資信託などの中から商品を選び、毎月一定額を積み立てていく積立投資です。

年40万円まで、最長20年間運用益にかかる税金が非課税となるつみたてNISAは、長期的に資産を増やしていこうと考えている方にぴったりな、お得な制度です。

出所:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」

つみたてNISAの口座で購入できる商品は、あらかじめ金融庁が定めた基準を満たしたものだけに限定されているので、大きなリスクがあるような商品はあまり含まれていない傾向にあります。

それでも、なかなか良い運用成績が出ていないという方もいるでしょう。

そこでつみたてNISAで長期的に成果を出すために、商品を選ぶポイントを確認していきます。

2.つみたてNISAで投資信託を選ぶポイント3つ

つみたてNISAで投資信託を選ぶポイントは以下の3つです。

  1. インデックス投資信託を選ぶ
  2. 手数料が安いものを選ぶ
  3. 分散投資を行う

それぞれ確認していきましょう。

2.1つみたてNISAで投資信託を選ぶポイント1.インデックス投資信託を選ぶ

インデックス投資信託は、日本の日経平均株価やアメリカのS&P500のような世界の経済指標と同じような値動きをするような商品です。

商品の仕組みが分かりやすく、手数料が安く、さらに流動性が高いという特徴があります。

日本やアメリカなどの先進国は、多少の波はありますが比較的安定した経済状況を保っており、長期的にはゆっくりと成長していく見込みが高いと考えられています。

そのため、先進国のインデックス投資信託で運用を行えば、低コストでゆっくりとリターンを獲得できる可能性があります。

2.2つみたてNISAで投資信託を選ぶポイント2.手数料が安いものを選ぶ

投資信託を購入する場合は、商品を保有している期間中にかかる「信託報酬」と呼ばれるコストを確認しましょう。

信託報酬は、商品によって大きく異なります。運用成績がよくても、手数料が高いとその分利益は減ってしまいます。

出所:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」

積極的な運用を行っているアクティブ商品は、手数料が高い傾向にあるので、注意してチェックしてみましょう。

2.3つみたてNISAで投資信託を選ぶポイント3.分散投資を行う

分散投資は、資産運用の基本です。

出所:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」

投資信託はそもそも様々な投資先に分散投資が行われている商品ですが、さらに自分で購入する場合にも、複数の商品を保有するように心がけましょう。

たとえば、「日本のインデックス投資信託とアメリカのインデックス投資信託を保有する」「先進国のインデックス投資信託と新興国のインデックス投資信託を保有する」というように、複数の国や地域の種類を選んで投資するのがおすすめです。

1つの商品の価格が下がってしまっても大きな損をすることがないように、リスクを分散することができます。