老後資金として2000万円は必要と言われていますが、実際に自分に必要な老後資金はいくらなのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」によると、70歳代で貯蓄ゼロの世帯が約2割もいることが判明しています。
若い頃からの貯蓄がなくなったり、退職金を使い果たしてしまったりして、本格的な老後生活のはじまる70歳代になって貯蓄が底をつく方もいるもの。
年金収入だけでは生活していけない場合には、老後破産となってしまうケースも珍しくない状態でしょう。
労働人口を考慮すると年金支給額はこれからはますます厳しい状況となり、公的年金だけでは生活できないため、ある程度の貯蓄がないと生活していけないことが想定されます。
そこで、現役世代のうちに必要な老後資金を把握し、あらかじめしっかりと準備をしておくことが大切です。
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LIMO編集部は、経済や投資、資産運用等を中心のテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となって情報発信を行っています。またキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどのジャンルで話題となっているニュースの背景も解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年8月31日)。