日本の公的年金制度はベース部分の「国民年金」と、サラリーマンが上乗せして加入する「厚生年金」から成り立ちます。

そのうち厚生年金は給与に応じた年金保険料を納め、現役時代に納付した年金保険料で老後の受給額が決まります。

つまり、現役時代の収入と年金加入期間が年金収入に直結するため、大きな個人差が生じるわけです。

今回は、いわゆる「高額受給者」層である、年金月額が30万円以上の人の現役時代の年収がどのくらいだったか、計算していきます。

【参考図】公的年金制度のしくみ

出所:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

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