【年金】増やしすぎた夫婦の末路。前もって知りたい「繰下げ受給の注意点」 【国民年金と厚生年金】繰下げ受給の注意点3つ　　　　　

1. 【国民年金と厚生年金】繰下げ受給の仕組みと増加率について

公的年金には国民年金と厚生年金があり、どちらも原則65歳からの受給となります。

65歳から年金を受け取る場合の金額を100％とすると、受給開始を1カ月遅らせると、受け取れる金額が0.7％ずつ増えます。1年遅らせて受給したら8.4％の増加。最長75歳まで繰り下げられ、10年間での増加率で考えると最大84％の増額となります。

仮に年金額が10万円だとすると増加額のイメージは以下のようになります。

1.1 【厚生年金と国民年金】繰り下げ期間（年齢）と受給月額

• なし（65歳）：10万円
• 1年（66歳） ：10万8400円
• 5年（70歳） ：14万2000円
• 10年（75歳）：18万4000円

毎月0.7％の増加率が大きいことが金額からも読み取れるのではないでしょうか。