iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金制度)とは。わかりやすく解説

私たち日本国民は、国民年金や厚生年金など、何かしらの年金制度に加入することが義務付けられています。

さらに、自分自身で老後資金をもっと準備しておきたいという方向けに設けられたのが、個人型確定拠出年金制度「iDeCo(イデコ)」です。

出所:iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の特徴」

iDeCoでの運用方法は、金融機関にiDeCoの口座を開設し、毎月5000円から自分でお金を拠出して、投資信託などの金融商品に積立投資をしていきます。

投資ができる金融商品は、証券会社によって異なります。また、iDeCoにかかる手数料も証券会社によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。扱っている商品やサービスも金融機関で異なるので、事前に確認しましょう。

出所:iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)をはじめるまでの5つのステップ」

iDeCoで毎月拠出できる金額は、職業などによって異なります。

たとえば、自営業(第一号被保険者)の場合は毎月6万8000円まで、企業年金に加入していない会社員(第二号被保険者)の場合は毎月2万3000円まで、主婦(第三号被保険者)の場合は毎月2万3000円までとなっています。

出所:iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の仕組み」

受け取りは基本的に60歳からできます。今まで運用してきたお金を一時金として受け取るか、年金として受け取るか、選択することが可能です。

なお、iDeCoは2022年に加入できる年齢が拡大されたり、給付金の受取時期の選択肢が広がるなど、制度変更が行われました。

また2024年12月1日から、一部の拠出限度額が引き上げられるなど、さらに制度が充実していく予定です。今後の制度変更の動きにも、ぜひ注目してみましょう。