住宅ローン審査のチェック項目4. 健康状態

住宅ローンの申込人の健康状態によっては、審査で貸せないと判断されることがあります。これは申込人が亡くなったときなどに、ローンが一括返済される団体信用生命保険に加入できないためです。

多くの金融機関では、この団体信用生命保険に入ることが住宅ローンを貸す条件になっています。しかしガンや脳卒中、心筋梗塞、内臓疾患などで治療中だったり、過去に病歴があったりするとこの保険に入れないことがあります。

どんな病気が該当するかは、保険を取り扱う保険会社によって異なります。中には生活習慣病や精神疾患が該当する場合もあるなど、健康状態がローン審査で問題になることは珍しいことではないのです。

現在治療しているならともかく、過去のことなら隠してしまえば大丈夫ではないか、と考える方がいるかもしれません。しかしもし申込人が亡くなり、保険会社が調査して病歴を隠していたことがわかれば、保険金は支払われず住宅ローンがそのまま家族に残ってしまう可能性があります。

もし自分の健康状態で気になる点がある方は、一度金融機関に相談しておくと良いでしょう。