老後までに資産を「2000万円」に増やしたいと思っている人もいるかもしれません。

では、いまから新NISAで「2000万円」増やすには毎月いくらの積立投資が必要なのでしょうか。

本記事では、新NISAで65歳までに資産を「2000万円」に増やすためには、毎月いくら積立投資をすればいいのかシミュレーションします。

少しでもゆとりのある老後を過ごしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 新NISAで資産形成をするメリットは?

新NISAは資産形成を効率的におこなえる優遇制度ですが、具体的にどのような利点があるのでしょうか。

新NISAで資産形成をするメリットは、投資で得た利益が非課税になる点です。

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、新NISAで投資をすれば約20%の税金がかからず、非課税で投資をおこなえます。

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新NISAで資産形成をするメリットは?

出所:金融庁「NISAを知る」

そのため、効率的な資産形成が可能です。

2. 新NISAのつみたて投資枠を活用した「積立投資」のメリットとは?

新NISAでの資産形成において、つみたて投資枠を活用した「積立投資」を選択する方法もあります。

積立投資とは、価格の上下に関わらず、あらかじめ決めた金額を定期的に投資し続ける方法です。

価格が高い・低いという一時的な値動きに左右されず、あらかじめ決めた金額を淡々と投資し続けることで、長期的には「高値掴みを避けやすい」「安いときに多く買える」というメリットが期待できます。

積立投資とは?2/3

積立投資とは?

出所:金融庁「資産形成の基本」

相場の波を正確に読むことは誰にもできませんが、積立投資なら時間を味方にすることでリスクを軽減させることが期待できます。

資産運用には価格変動リスクが伴いますが、積立投資は複利の効果により、資産形成を目指すことができるでしょう。

また、新NISAの非課税メリットと組み合わせることで、コツコツと資産形成を進められます。

3. 【新NISA】65歳までに資産を「2000万円」に増やすには毎月いくら積立が必要?

新NISAの積立投資で、今から65歳までに資産を「2000万円」に増やすには毎月いくら投資すればいいのでしょうか。積立期間別に、毎月必要な積立金額をシミュレーションしてみましょう。

なお、運用利回りは年率4%を前提とします。シミュレーションの結果は以下のとおりです。

シミュレーションの結果3/3

シミュレーションの結果

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」をもとに筆者作成

3.1 「2000万円」築くために必要な毎月の積立金額

積立期間:積立金額・元本

  • 10年間:13万6337円・1636万円
  • 15年間:8万1748円・1471万円
  • 20年間:5万4969円・1319万円
  • 25年間:3万9305円・1179万円
  • 30年間:2万9186円・1051万円
  • 35年間:2万2225円・933万円
  • 40年間:1万7226円・827万円

※運用利回りは年率4%

シミュレーション結果を見ると、積立期間の長さが毎月の負担額に大きく影響していることがよくわかります。

10年間では月13万円以上が必要ですが、20年間なら約5万5000円、30年間まで期間を伸ばすと約3万円、40年間なら1万7000円台と、長期になるほど月々の負担は下がります。

また、積み立てる元本も期間によって大きく異なります。

10年間では元本が1636万円必要ですが、20年間なら1319万円、30年間では1051万円、40年間にわたって継続すればわずか827万円に抑えられます。

同じ2000万円を目指す場合でも、早く始めて時間を味方につけることで、毎月の負担だけでなく最終的な拠出額も大幅に軽減できることが、このシミュレーションから読み取れます。

4. 新NISAの積立投資を今から始めよう

本記事でおこなったシミュレーションから、65歳までに資産を2000万円に増やすには「いつから積立を始めるか」が大きなカギを握ることがわかります。

積立期間が長いほど毎月の負担は抑えられ、時間と複利の力を最大限に活かした資産形成が可能になります。

逆に、開始が遅れるほど短期間で大きな金額を用意する必要が生じます。

積立投資は、淡々と続けることでリスクをならしながら資産を積み上げていくことを目指す手法です。

老後資金2000万円という目標は決して小さくありませんが、早めに一歩を踏み出すことでコツコツと資産形成を進めることができるでしょう。

ただし、利益が期待できる一方で、価格変動リスクなどが伴うことをよく理解しておくことが大切です。

家計に合わせた方法で、老後に向けた備えを検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料