厚生年金の加入対象者拡大や、基礎年金の財源不足を厚生年金から補填する案、国民年金の納付期間の5年延長など、年金制度改革に関する案が次々とあがり将来について不安に感じる話題が多くなっていますね。

年金の話題もあり、「ねんきん定期便」で将来の年金額を確認される方もいらっしゃるでしょう。

出所:日本年金機構「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)」

ただし、年金額だけを見れば安心ということではありません。現役時代の給与所得に天引きされたものがあったように、将来受け取る年金についても、税金や社会保険料といった天引きされるものは続きます。

額面と手取りの違いを理解しておかないと、老後、口座に振り込まれた年金額に驚いてしまうかもしれません。

今回は将来の年金に対してギャップが生じないように、天引きされるものは何か、内容を確認していきましょう。

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