【注意点2】先取り貯金をしていない

貯蓄の基本である「先取り貯金」は、確実にお金を貯めるために1番簡単、かつ確実な方法です。

まずは無理のない金額から、月いくらと決めて定期的に先取り貯金をしていきましょう。実はこれが一番難しいという方も多いというのが実際です。

貯蓄用口座のカードは普段持ち歩かないようにして、手を付けないことも大切です。

一度設定すれば、ほっておいても貯まる「先取り貯金」は、老後破産を防ぐために必ず行いたいことです。

【注意点3】自分は「資産運用はできない」と思い込んでいる

iDeCoやNISAといった、運用益にかかる税金が非課税になる制度が話題となり、はじめる現役世代も増えています。

とはいえ、「余裕資金がないから」とはじめから手につけない方もいるでしょう。

万が一のことが起きた時のために生活費の3カ月~6カ月分はまず貯めておくべきです。ただいつまでも貯まるのを待っていると、数年、数十年という時間が経ってしまうこともあります。

運用はリスクがあるため、リスクを避けることは重要です。

しかし、同時に、実際に「運用を経験する・知識を身につける」ことは、長い目で見るとプラスに働く場合もあります。

出所:金融庁「投資の基本」

たとえばリスクを取りやすいのは若い時であり、年齢を重ねるほどリスクのある運用はしにくくなります。

いずれ運用をしようと考えるのであれば、家計に影響の出ない少額からはじめてみて、若い頃から経験と知識を積むのは有効に働く場合もあります。

先ほどの先取り貯金の一部を少額から運用に回し、「投資経験」を積むことで、将来プラスに働くこともあるでしょう

もちろん運用にはリスクがあり自己責任になりますので、きちんと調べて、ご自身の納得のいく投資をおこなうことが重要です。