4. まとめにかえて

今回は厚生労働省が試験運用する「公的年金シミュレーター」を使って世帯年収1400万円というパワーカップルの年金額を見ていきました。

年金受給額は確かに現役時代の収入に連動するものの、注意点が3つあります。

  1.  給与に連動するのは「厚生年金」だけ
  2. 「厚生年金」でも現役時代の収入を大きく下回る
  3. 「厚生年金」の受給額は今の年収だけで判断できない

こうした点を意識して、「それなりに稼いでいるから老後も安心」と誤解しないようにしましょう。

多くの方が意識しているように、やはり誰にとっても老後の対策は必要になります。

つみたてNISAやiDeCoなど、時代に合わせた制度も誕生しているためこうした選択肢にもアンテナを張っておきたいですね。

参考資料

太田 彩子