2. 高収入カップルの注意点2. 「厚生年金」でも現役時代の収入を大きく下回る
もし夫婦ふたりとも厚生年金に加入し、それなりの収入を得ていたとしましょう。それでも、年金生活になれば収入は大きく低下します。
厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の受給額は月平均で14万4366円。
そして月30万円以上もの年金を受け取っているのは、たった0.1%です。厚生年金の保険料には上限があるため、一定の年収を超えるとそれ以上あがることができません。
理論上、厚生年金の最高額が30万円を超えるのはかなり難しいのです。
一般的には「月平均30万円」という年金は羨ましく思えるものですが、こうした年金を受給できていた方の現役時代の収入はその2倍、3倍あることになります。
どんな年収の方であっても、年金生活になれば収入が激変するという現実にはしっかり向き合う必要があるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)